あ
【アコヤ真珠】
日本国産の真珠の母貝でもある阿古屋貝から取れる真珠。和珠とも呼ばれる。
【アバロニパール(アワビ真珠)】
虹色で見る角度や光によって表情が変わる、アワビ貝から生まれる天然真珠。
【糸替え】
定期的にパールネックレスの糸を交換する事。糸の種類にかかわらず、通常は2~4年に1度はしたほうがよいとされる。
【糸組み】
GPT(高密度ポリエチレン)、テトロン、ナイロン、絹などの糸を真珠に通してネックレスを作っていく作業の事。
【エンハンスメント(改良)】
真珠の潜在的な美しさを引き出し、その後の品質を安定させる目的で一般的に行われている染み抜きや調色などの軽度の処理のことをいう。
【オーバル】
長径、短径の差が小さい楕円、卵型の真珠
か
【加温】
空気中あるいは有機溶剤中の真珠に適当な熱を加え、色素の脱色や光沢を改良する加工
【核】
養殖時に真珠の”もと”として真珠貝の中に入れるもの。核を持つ真珠を有核真珠という。それに対して、淡水パールや天然真珠のように核を持たない真珠を無核真珠と呼ぶ。
【ガラスパール】
ガラスビーズを芯として真珠の箔を塗布して光沢を出した模造真珠。重さはあるが、微妙な色合いや質感もある為、プラスチックパールより上等とされる。
【貫(かん)】
養殖真珠の取引で用いられる重さの単位。1000匁=1貫
【キズ】
養殖の段階で自然にできる、くぼみ(エクボ)や突起の事。少なければ少ないほど価値は上がりますが、無傷というものはまず見られず、あることで本物であることがわかることもあります。
【クラスプ】
ネックレスの留め具のこと。銀からプラチナまで、素材もデザインも種類が豊富にある。
【グラデーション】
ネックレスの正面中央に最も大きな珠を置き、左右対称に後ろに向かうほど小さくしていく、クラシックな印象の組み方。
【芥子】
養殖真珠の副産物として採取される無核の海水真珠。以前はアコヤガイから採れる小粒の無核真珠をさしていましたが、現在は広く無核真珠に用います
【黒蝶真珠】
南洋産のクロチョウガイから採れる黒、深みのあるグリーン、グレーの真珠。主にタヒチや沖縄で養殖されている。
【コーティング】
真珠の表面をプラスチックなどで覆う事。ワックスやシリコンのように戦場で簡単に除去できるものはコーティングの範疇に入らない
【越物(こしもの)】
主に1年以上養殖された真珠の事。越物のように養殖期間が長くなると、珠のサイズは大きくなり、巻きも厚くなりますが、その分真円の割合は少なくなります。
【コットンパール】
綿を圧縮して作られた綿球体にパール加工が施された模造真珠。見た目で明らかにイミテーションと分かるが、昨今ではよくアクセサリー等で使用されている。
【コンクパール】
西インド諸島のカリブ海に棲息する、巻貝であるピンク貝が作り出す真珠。巻貝は人工的に核を挿入することが困難なため、コンクパールはほぼ天然真珠で希少性が高い。
さ
【サークル】
同心円状の環を一条もしくは複数持つ真珠。白蝶、黒蝶養殖真珠に多い。
【採苗】
真珠の母貝となる貝を育てる最初の段階で、稚貝(赤ちゃん貝)を採取する事。自然に受精したものを採取する方法(天然採苗)と、人工的に受精させる方法(人工採苗)があります。
【シード】
天然(無核)の小粒の真珠で、海水産・淡水産を問わず、2ミリ以下の大きさの物を言います。
【色調】
漂白後、軽微なピンク色等に着色する事。真珠が本来持つ干渉色を補完する目的で行う
【白蝶真珠】
白蝶貝養殖真珠の事。主にオーストラリアなどの南洋で養殖される大粒の真珠。
【真円(ラウンド)】
外形の周囲がすべて真珠層に包まれて形成される球形真珠。
【真珠層】
アラゴナイトという炭酸カルシウムの結晶とコンキリオンと呼ばれる硬タンパク質が積み重なって出来た層。真珠特有の輝きを生む需要な部分。
【セミラウンド・セミバロック】
ラウンドやバロックよりやや変形した真珠。
【染色】
天然又は合成染料を用い、真珠本来の色を改変する処理。一般に淡水養殖真珠に多く、黒蝶真珠にも行う
【選別】
形、キズ、照り、色などを見極めて、同じ製品に分類すること。真珠にはひとつひとつ個性があるため、非常に高度な技術力と経験を必要とする。
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【珠足し・取り珠】
ネックレスの長さ調整で珠を足したり、取ったりすること。
【淡水パール】
主にイケチョウガイという二枚貝から採れる貝。日本の琵琶湖や中国で養殖されている。
【着色】
染料以外の化学薬品を用いて真珠本来の色を改変する処理
【ツイン】
有核真珠が養殖中につながり、瓢箪状・になった真珠。アコヤ養殖真珠に多く、双子珠とも呼ばれる
【通糸連】
連組したネックレスのクラスプをつける前の状態の事。
【照り】
真珠の光沢を表した言葉。正確には「真珠が反射する光の質」を指します。
【天然真珠】
人の手を介さず、自然に誕生した真珠のこと。天然、ナチュラル、オリエント、オリエンタル等とも呼ばれる。偶然の産物なので、見つけるのは至難の業。そのため希少価値が高い。
【当年物】
養殖期間が1年以内の真珠の事。1年以上の物が越者と呼ばれます。
【トリートメント(改変)】
真珠本来の性質とは関係なく、人工的に色や外観を大きく改変してしまう強い加工の事。
【ドロップ】
水滴形状の真珠。左右対称の形のきれいなものは、ティアドロップと呼ばれ、高く評価される。ペンダント、イヤリングなど、吊り下げの真珠として多く用いられる
な
【南洋真珠】
二枚貝の真珠貝のなかでは最も大きな白蝶貝から採れる真珠。白蝶真珠をさすことが多く、直径15mmくらいまで育つものもある。銀は悔いろの大珠は希少。金色がかったものはゴールデンパールの名で知られている。
【ノット】
ネックレスの糸が切れてばらばらになるのを防ぐために、珠と珠の間に入れる結び目の事。いくつかの珠の間につくられる場合と、すべての珠の間に作られる”オールノット”と呼ばれるタイプがある。
は
【パールグレーン】
真珠の取引で用いられる重さの単位の一つ。1パールグレーン=50㎎であり、1ctの4分の1。1ct=4パールグレーン。1匁=75パールグレーン。
【花珠】
キズが少なく、形、巻き、照り、色の素晴らしい高品質な浜揚げ状態(製品化される前)のアコヤ真珠を指す言葉。ただし、明確な統一基準は定められていない。市場では高品質の真珠の総称として、この呼称が使用されていることもある。
【浜揚げ】
養殖された真珠を母貝から取り出す作業の事。日本のアコヤ真珠の浜揚げは、色や照りが良くなる12月から翌年2月にかけて極寒の海で行われる。
【バロック】
バロック真珠とは、ラウンド(真円)型やドロップ以外の、形の大きく崩れたもの。
【半円・ハーフ】
半形状の核を入れて真珠層を形成させた真珠。核は半形状の他、仏像やハート、十字などがある。
【漂白】
過酸化水素水などを用いて、真珠に含まれるシミや色素を漂泊して真珠の美しさを引き出す処理。この処理が丁寧に行われていないと、経年劣化・変色がしやすくなります。
【フェザーパール】
別名ウィングパール。色や形が個性的で、鳥の羽のような形をした真珠。博物館クラスの希少価値。
【プラスチックパール】
プラスチック球を芯として真珠の箔を塗布して光沢を出した人造真珠。軽い素材のため、多量に使うアクセサリーなどによく使用される。
【ブリスター】
貝殻の内側にこぶのようにできる真珠の事。歴史は古く、中国の仏像真珠やマベ半径真珠など。偶然異物が混入してできる天然ブリスターもあります。
【放射線照射】
放射線を真珠に照射して、品質や色調を改良する処理
【母貝】
養殖に使われる真珠貝のこと。一般的に二枚貝で、様々な種類がある。アコヤ真珠の養殖にはアコヤガイが用いられる。
【ボタン】
円形で扁平な形の真珠。白蝶貝、クロチョウガイ養殖真珠に多い
【ポピー】
ケシと呼ばれる小粒の無核真珠のこと。専門的にはパピーは養殖ではなく天然を指すもの。
ま
【前処理】
浜揚げした真珠表面のコンキリオン(タンパク質)とぬめりを取るために、加温した有機溶剤に浸漬する処理。漂白前の予備処理のため、前処理とよばれる。
【マジョリカパール(シェルパール・貝パール)】
本真珠の養殖に使われているものと同質の天然貝核に、「パールエッセンス」や「真珠箔」と呼ばれる塗料を何度も塗り重ね、照りを生み出した模造真珠。
【巻き】
真珠の中心の核を取り巻いている、真珠層の厚みの事。この厚みの他に、真珠層が均一であるかが評価の対象。巻きが厚いほど大きくなりますが、それだけ整った丸い形は少なくなります。
【マベ】
真珠の作る母貝の一つで、熱帯性二枚貝。奄美大島以南の太平洋、インド洋水域に広く分布しています。
【無核】
核を持たずにできた真珠の事。核は養殖時に入れるものなので、天然真珠は無核真珠です。 養殖であっても、ピースが核から離れてできたケシや、核ではなくピースだけを入れてできるものなどは無核真珠です。淡水真珠はほとんど無核真珠の仲間です。
【もんめ(匁】
真珠の目方を表す国際単位。真珠養殖の歴史が日本から始まったため、日本古来の単位がそのまま世界で使われるようになりました。1匁=3,75g
や
【ユニフォーム】
珠のサイズの差を0.5mm以内にして組んだネックレス。ほぼ同じ大きさの珠が並ぶデザインで、現在最も多くみられる。
【養殖真珠】
現在市場に流通している真珠のほとんどが養殖真珠。真珠を生産する母貝に貝殻で出来た核と外套膜切片のピースを挿入して養殖された有核養殖真珠と、母貝に外套膜切片のみ挿入して養殖された無核養殖真珠がある。
ら
【連組み】
珠のサイズだけでなく、形、巻き、キズ、色、照りなどの品質をそろえた真珠をネックレスに仕上げるために並べる事。
【和珠】
日本産のアコヤ真珠のこと。最近は外国産も混ざっているため、あまり定義がはっきりしていません。














