アフリカ大陸でも装飾品として用いられた真珠
アフリカ大陸でも、海水産、淡水産共に古くから採取されてきました。
メキシコやペルーの古代遺跡からは真珠の装飾品が発見されていますし、北米の先住民も装飾品として真珠を用いていました。
しかし、その存続が広く世界に知られるようになったのは、やはりコロンブスのアメリカ大陸上陸以降の事です。
アメリカ大陸では採れる真珠は多種多様で、良質なものでした
アメリカ大陸では、淡水産に比べ海水産真珠の方が、貝の生息地が広範囲で、取れる真珠も良質のものが多く、コロンブスの時代はほとんどすべて海水産でした。
真珠の種類も、アコヤガイの仲間から、クロチョウガイ、マベの仲間までいくつかあり、そこから採れる真珠の色もホワイト、グレー、バイオレット、ブラックなど、文字通り色々ありました。
これらを初めて目にしたヨーロッパの王侯貴族の驚きは相当なものであったと想像できます。
真珠貝はカリフォルニア湾からペルーにかけての海域、あるいはパナマからベネズエラにかけての海域など、広い海域に生息しています。
現在でもペルーの漁師は「レインボーマベ」の貝柱を採って食用にしますが、そのときの副産物として黒真珠が見つかることもよくあります。
パールを身に着ける時は直接肌に
コロンブスをはじめとするヨーロッパ人の上陸者たちは、いたるところで真珠を採りまくったために、さすがの豊富な真珠貝資源も一時は絶滅寸前にまで追いやられました。
最近になって環境への取り組みが叫ばれるとともに徐々に回復し、現在ではメキシコでレインボーマベを使用して黒真珠を養殖する会社が一社ができるまでになりました。