真珠の経年劣化・変化とは?
パールは割れたりすることは滅多にありませんが、硬度が低く傷つきやすいので、他の宝石とは別に収納することをお勧めします。
また、光を避けて、暗所に保管しましょう。
使っているうちに汚れが目立ってきたら、専門店にクリーニングに出しましょう。
また、パールはその性質上、何十年と時がたつと、少しずつ色が変わってくることがあります
経年変化と呼ばれるものです
貝から生まれた真珠は海の宝石です。
炭酸カルシウムとコンキリオンの結晶が何千枚という層状構造をなして、真珠はできています。
それらの結晶を阻害する要因を加えると、変色してしまいます。
酸や紫外線による変色、熱による退色もします。
真珠の特徴をよく理解して上手に保管すれば、親子、孫3代くらいの間では肉眼レベルでの変化はないと言われています。
大切なのは、使用後のお手入れと保管を正しく行うことで、変色を緩和することができます。
ですが、この変化の大小は保管の仕方次第です。
真珠のケアと保管の仕方
パールは主に炭酸カルシウムと硬タンパク質からできているので、強い酸やアルカリ、熱などにより変質する可能性があるため、それらに触れないように注意が必要です。
お手入れの仕方は
① 着用後は水と乾いた布でよく拭いて汗や付着物を拭いましょう
② 硬いものと一緒にいれないように、高温多湿、極度の乾燥を避けて保管してください
③ ネックレスに絹糸を使用している場合には、2~3年に一度の糸替えをお勧めします
また、日用品の中にも注意が必要な物があります。
食品ですと、ジュース、果物、コーヒー、お茶、アルコール類
調味料もよくなく、マヨネーズ、ドレッシング、お酢、醤油、味噌、食用油、水等、身近にあるものに注意が必要です。
他にも・・・・
洗剤:漂白剤、サニタリー薬品、選択のリ、食器用洗剤
医薬化粧品:マニキュア、除光液、ヘアスプレー、ベンジン、うがい薬、日焼け止め
文具:マーカー、インク、ペンキ
他:温泉、灯油、歯磨き粉、プール
家事やお化粧の際、日常で使うには外しておいた方がよいかもしれませんね。
お出かけの際にも特に服を整えてから注意が必要なのが、ヘアスプレーと日焼け止めです。
覚えておくと、パールネックレスを長持ちさせることができますよ♪
鑑別によって、着色の可否も分かります
鑑別は、どのような真珠であるか?どのような処理をしたか?等を判定します。
検査には顕微鏡による真贋、X線機器による巻きの厚さ、分光装置での着色処理の可否、他があります。
専門家は、この鑑別書がどこで行っているかによって査定を判断することもあります。